街乗りから本格トレイルライドまでおススメのMTB(マウンテンバイク)GT Zasker LT Comp(ｻﾞｽｶｰ)

サイクリングには良いシーズンのこの頃、新たに取り扱いを開始しているメーカーのおススメマウンテンバイクが入荷しています。

街乗りにも使えて、かつ本格的なトレイルライドも楽しんでみたい、という方にちょうどいいモデルです。

GT Zasker LT Comp 税込価格￥181,500

長い歴史を持つアメリカの自転車ブランドの一つであるGTは、とくにマウンテンバイクのジャンルで有名です。

競技向けのハイエンドから、お手頃ラインのハードテールバイク、エントリーグレードのフルサスペンションモデル、はてはグラベルロードまで、様々なラインナップが展開されています。

今回入荷したのは、遠目から見てもGT、とすぐにわかるぐらいには特徴的なフレーム形状が受け継がれているモデルです。

シートステーがトップチューブ側に接続され、横からフレームを見ると3角形が三つ見えることから、トリプルトライアングルと呼ばれています。

もう一点、最近のトレイル向けハードテールバイクと大きな違いがあり、チェーンステー長が長くなっていることも加えて、ハードテールバイクながらリアのしなやかさ、トラクション性能に優れるモデルとなっています。

フロントサスペンションは130mmストローク（上級モデルのみ140mm）と、街乗りだけでなくトレイルライドでちょうどいい塩梅のストロークとなっています。

クロスカントリーモデルだと100mmストロークが多いですが、街乗りは良くてもトレイルに入って慣れてくると物足りなさを感じやすいですが、これなら十分に楽しめます。

今回入荷したのはシリーズで一番お手頃なモデルで、コイル式のサスペンションになりますが、なかなかに調整範囲の広いダンパーがついていたりと、悪くないものでした。

フロント、リア共にスルーアクスルBoost規格採用のため、剛性があり、よりハードなライディングにも対応できます。

もう少し安価なクロスカントリーモデルだとそうなっていないことが多く、トレイルライドまで視野に入れるならおススメしたい理由の一つです。

昨今はトレイルライドのほぼ必須装備に数えられるドロッパーポストももちろん標準装備です。

ブレーキやドライブトレインなどもコストを抑えた形とはなりますが、ダウンヒルコースでの走行までを求めないのであれば十分楽しめるレベルです。

クロスカントリーモデルでは物足りない、でも、フルサスペンションモデルまではちょっと・・・。トレイルライドやダウンヒルコースでの走行も興味があるという方には非常に丁度いい性能のモデルです。

太いタイヤで段差を気にせず街乗りに使え、フルサスモデルよりも軽快ですのでちょっとしたサイクリングにも良し、トレイルに入っても十分以上（石川県のトレイルならむしろベスト）の活躍をしてくれますので活躍の場が広いです。

パーツをアップグレードした上級モデルのこちらは、現在試乗車として岩岳でのダウンヒル、付近のトレイルライドで使用しております。

ダウンヒルでスピードが上がってくるとさすがにしんどくはなりますが、ほどほどのスピードで楽しむなら何とでもなるレベルでした。

登りも多いトレイルでは、フルサスから比べても重量、取り回しは軽く、上り下り両方にバランスよく対応できるので相性は最高です。

特徴的なフレーム形状によるしなやかさがあり、登りも軽快、旋回性も十二分と、総じてバランスが良いと感じました。

マウンテンバイク選びにおいて、どういった用途で乗りたいかということは個人的には非常に重要なポイントとなります。

街乗りがメイン？オフロードがメイン？ダウンヒルコースに行きたいか？トレイルをメインに遊びたいか？などなど、ご希望に応じておススメモデルをピックアップできますので、マウンテンバイクデビューしたい方は是非ご相談くださいませ。

幸い、ここ最近石川県ではマウンテンバイクを楽しめるパンプトラックやトレイルコースの整備が盛んにおこなわれてきており、昔よりもはるかに楽しみやすい環境になってきました。

そのあたりも今後ご紹介していこうと思います。