トレイルライドにぴったりのフルサスペンションマウンテンバイク GT Sensor Comp(センサーコンプ)MTB

早くも11月に入りました。MTB界隈ではゲレンデシーズンがほぼ終盤となりますが、北陸は雪が降るまではトレイルが楽しめます。（降ってからも場合によっては楽しいです）

そんなんわけで、トレイルライドを中心とした乗り方、かつある程度予算を押さえてフルサスペンションモデルに乗ってみたい方にオススメモデルがこちらです。

GT Sensor Comp 税込￥396,000

(注：ペダルは別売です。)

フルサスペンションモデルも幅広くラインナップされているGTですが、”比較的”お手頃なモデルからラインナップされていることも特徴です。

こちらはフロント140mm、リア130mmストロークで、登りもあるトレイルを中心とした乗り方にオススメのモデルです。

よりハードなダウンヒルを中心に考える場合はよりストロークの深いモデル（GTで言うとForceシリーズ）になりますが、トレイル中心であれば軽さと登りに対する性能もそれなりに重要になってきます。

かつ、ある程度ストロークも欲しいなら140mmストローク前後がちょうどいいかと。ダウンヒルにも行ってみたい場合も対応しやすいです。

こちらのモデル、40万をきる価格帯ですが、前後ともにエアサスペンションで、それなり以上の物がアッセンブルされているのがおすすめポイントです。

マウンテンバイクにおいて、サスペンションのセッティングは非常に重要でして、ことさらフルサスペンションバイクだと重要度が増します。ですので、最低限調整しやすいエアサスペンションであるということは個人的に必須条件です。

ハードテールで街乗り中心なら、コスト的にもコイルサスペンションでもいいのですが・・・。

ドライブトレインもSRAM SXイーグル

ドロッパーポストは当然のごとく

タイヤの方も安定のMaxxisのチューブレスレディタイヤ（標準状態ではチューブドですが、ごく小さなアップチャージでチューブレス化可能）と、全体的に必要十分なスペックです。

ブレーキこそテクトロではありますが、対向4ポッドのタイプですし、試乗してみても予想よりしっかり効くな、という印象でした。

価格とほかの装備を考えれば十分なスペックと言えます。

乗り味も特に変な癖もなく、安定して乗りやすい印象です。そういった点からも最初の1台としてもオススメできます。

昨今の価格帯だと、装備も一定レベルに到達したフルサスペンションバイクは、概ね60万前後からになってきます。もちろんそれだけ物は良くなりますので、許容できる方はそこまで頑張っても良いと思います。

かといって、そこまでの予算はちょっと・・・でもフルサスペンションモデルに興味がある・・・という方も少なからずいらっしゃると思いますので、そういった方にGT Sensor Compはちょうどいい塩梅です。

GTには、さらに30万台前半、20万台のフルサスペンションモデルもラインナップされていますが、サスペンションがコイルだったり、ブレーキが少々心配だったりするので、本格的なオフロード走行を楽しみたい方は、高確率で不満な部分が出てきます。（街乗り中心なら良いと思いますが）

それぐらいなら最初からある程度予算を盛るほうが、長い目で見て間違いないです。

あるいは、フルサスペンションバイクでなければオフロードを楽しめないということは決してありませんので、ご予算が20~30万あたりを上限とするなら、前回ご紹介したハードテールモデルのほうが総合的に優れています。

どのモデルが良いかわからない場合は、使い方に応じてご提案させていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。フルサスペンションモデルもハードテールモデルも細部までしっかり仕上げます。