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最新のグラベルロード、2022 TREK 新型Checkpoint SLR (トレック チェックポイントSLR)
2021年11月21日
より本格的なグラベルロードとして、2022モデルでチェックポイントシリーズがモデルチェンジとなりました。
発表後、すぐにオーダーしていたトップモデルのSLRのフレームセットが入荷してきました。
2022 TREK ProjectOne Checkpoint SLR F/S
カラー:Select / Era White/Emerald Iris
税込価格¥446,600
チェックポイントシリーズ自体が大幅なモデルチェンジをしたのもトピックスですが、あらたに最上級モデルのSLRも追加されたことも大きなポイントです。
ALR、SL、SLRと、グレードによって、目的がはっきりとしており(特にSLR)、用途と予算に合わせて選択ができます。
ALR、SLの方は別の機会にしますが、まずはSLRの特徴からご紹介します。
SLRモデルはグラベルレースを主体とした、軽くてエアロなグラベルロード
SLRシリーズは、世界でも人気が上がってきているグラベルレースに対応したモデルとなっております。
そのため、砂利道を走れる強度を持ちながらも、軽さと空力を追求したモデルに仕上がっています。
そのため、使用される素材は旧来のトップモデルに採用されていた700シリーズのOCLVカーボンです。
ケーブル類はヘッドチューブより完全内装される形となり、ケーブル類による空気抵抗を軽減、
ダウンチューブなどは、エアロになったエモンダ宜しく、よりハイボリュームなパイプですが、同じく後端を切り落としたセミエアロ形状です。
空力もよくなったことで、オンロードでの走行性能も向上しており、よりハイスピードにも対応した万能なロードバイクとしても活躍します。
シートチューブは快適性を考慮し、エアロ形状ではありませんが、BB付近ではホイールに合わせてカットアウトされています。
タイヤの方は、最大700×45C対応となります。写真の状態では、とりあえず手元にあった35Cのタイヤですが、余裕のクリアランスです。
抜群の乗り心地をトラクション性能を発揮するIso Speed
独立したシートチューブをしならせ、高い快適性とトラクション性能を発揮するIsoSpeedもグレードによって違います。
最上級モデルのSLRでは、マドンやドマーネSLRで採用されている、シートポストからトップチューブ側にL字で配置される形式のものとなります。
IsoSpeedを取り外すとこんな感じになります。
調整機能のほうは、軽量化のために採用されていませんが、
リバウンドダンパーに該当する部品はしっかりと内蔵されており、より振動の収束が速くなっています。
なお、この構造の関係で、SLRではいわゆるドロッパーポストは使用できません。
この辺りもレースを主体としているからですね。
ボルトオン式の専用フレームバッグなど、ストレージ満載
ドマーネでおなじみ、フレーム内蔵式のダウンチューブストレージはSL、SLRともに採用しています。
先日ちらっと別件で出てきていましたが、専用のフレームバッグをボルトオンで使用できるようになりました。
トップチューブ下、
ダウンチューブ上部
シートチューブ上部にそれぞれダボ穴が追加されています。
トップチューブ上部やダウンチューブ下部にも従来通りのマウントは継続されています。
ダウンチューブの方は、ダウンチューブガードを取り付けしますが、その下にはメッセージが・・・。
当店にピッタリのメッセージです!
荒れた道でもより安定するプログレッシブジオメトリー採用
新型チェックポイントシリーズすべて共通ですが、ジオメトリーが大きく変更されています。
主に安定性を司る部分ですが52サイズでは
・チェーンステイ長+1cm
・フレームリーチ+2cm
・ホイールベース+2.8cm
となります。
リーチに関しては少々注意が必要で、完成車での購入の場合はそのあたりも考慮されたハンドル、ステムになっていますので、問題ないですが、SLRのフレームセットで載せ替えの際は、すべてのサイズにおいてリーチが+2cmになりますので、ハンドルないしステムでその分の調整が必要です。
ジオメトリーの変更で、荒れた路面の走行時でもより安定感が高まり走りやすくなりました。
TREKは、グラベルもある程度走行できるドマーネ、
グラベルが主体となるチェックポイント、
シクロクロス用のブーンと、ある意味役割が近いものでも、本来のそれぞれ目的別にジオメトリを明確に変えています。
この辺りは用途によって良し悪しが決まっていますので、どのモデルを選んでいいかわからない場合は、お気軽にご相談いただければと思います。
ちなみにこちらは主な付属品ですが、上から
・ダウンチューブストレージ用バッグ
・ダウンチューブガード
・ボトルケージ移動用アダプタ×2
です。
ダウンチューブは、ストレージの関係上、ボトルケージ穴は基本的な2つ仕様のため、アダプタが追加されているようですね。
新型チェックポイント SLRの用途は、明確にグラベルレースが主体となっており、そのためフォークマウントやキャリアマウントは採用されていません。
バイクパッキングや旅など、荷物が多いライドを目的とするのであれば、SLグレードがベストの選択肢となりますが、
SLRの方は、サドルバッグ、フレームバッグ、ハンドルバーバッグが使えれば十分な範囲で、最高の軽さと巡行性を持ったモデルをお求めの方に最適となります。
本気で軽量化をすれば、グラベル走行できるレベルでも8kg前半、あるいは7kg台まで乗せることができるぐらいには軽いフレームとなっております!
SLRグレードはプロジェクトワンに対応し、フレームセットでの購入もできるようになりましたので、
よりマニアック?な仕様での組み立てや、バイクの載せ替えなど、色々な選択肢が取れるようになりました。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください!
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