シクロクロスはグリスアップ、メンテナンスが肝心

秋ごろということで、冬場に盛況となるシクロクロスのシーズンに入ってきました。

雨でも構わず自転車で通勤をする方、マウンテンバイク系の競技をされる方もそうですが、シクロクロスは時期的なこともあり、自転車本体に対するダメージが最も大きい部類です。

高頻度で水にさらされる関係で、ヘッド、BB、回転部分へのダメージはことさらに大きく、1シーズンでベアリングがダメになるケースはままあります。

ある程度仕方のない部分もありますが、極力性能が長続きするようにということで当店では

新品のベアリングも一旦標準のグリスを除去後、ある防錆処理をして

さらに良質のグリスを詰め直します。

最後は表面にも保護グリスを盛りつけたうえで組みつけを行っています。

ここまでやっておくと、手間はかかりますが、なにもされていない状況から比べると、耐久性は格段に良くなります。

BBの方も同様ではありますが、ヘッドベアリングと比べると、回転の軽さも欲しいので、グリスの使い分けなど、色々な処理を施します。最近では、ボトムブラケットに打ち込まれているベアリングを日本性能高品質なものに打ち換えるなども・・・。

もちろん、ここまでやっても、メンテナンスせずにずっと使えるわけではありません。ですが、少しでも長持ちしてくれる方がよいので、ひと手間かけています。

シクロクロス以外でも、通勤での使用など、車体への負担が大きい使い方だと判断される場合は同様の処理を行います。

メンテナンスなどの際、使い方に応じたご提案をしておりますので、お気軽にご相談ください。